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サポイン研究開発取り組みについて Vol.42023.02.20

今年度のサポイン研究開発は実際どのように進んだ?

開発したセンシング技術の量産での運用(自動化)を想定し、ミル主軸に移設したAEセンサーを駆使し、加工しながら周波数検知し、AIシステムにて工具寿命判断が出来るようになりました。

機内自動計測システムの開発では、チャックを基準に高精度測定法を確立すべく、アドバイザーの先生にご指導頂きながら、タッチプローブでの高精度測定を繰り返し実施。その再現性の測定、分析をしました。結果的に三次元測定機との測定誤差2μmという精度で測定可能となりました。

工作機自動制御システム開発では、AE信号をAIが監視し、異常と判定したら機械のNC制御PCにそれを指示、加工を止め、測定の実施、工具交換し補正を入れ、再加工に行くという一連のサイクルを回せるようになりました。

ズバリ、3年間のサポイン研究開発の成果は出たのか?

「工具寿命の延伸」という観点では、従来の、工具破損のリスクを考慮し35%の安全率を見て早めに交換していた工具を、AIにて従来よりも20%長く使用できる寿命判断が出来るようになりました。

これは消耗工具費の削減によるコスト削減と、工具交換回数の削減による生産性向上という意味で、大変大きな成果となりました。

また、本研究開発で開発した技術を、茨城大学様と共同で特許出願しました。

出願番号:2022‐210490

発明の名称:異常検知装置及び異常検知方法(リアルタイム工具摩耗検知のためのAIモデル開発)

今後の展望は?

3年間の研究開発が2023年3月31日で終了となりますので、今後は上記研究開発の成果である工具寿命延伸の効果を水平展開し、自社のコスト競争力の強化に繋げて参ります。

また、自動運転システムの完成度を鍛え、無人運転時間を長くすることで生産性を上げられるよう、引き続き取り組んで参ります。

そして当社と同じように、消耗工具費の高額さに悩んでいる会社様に、当該リアルタイム工具摩耗検知のためのAIモデル開発技術のコンサルタント業務のようなビジネスができないか模索したいと考えています。

自社の課題解決のみならず、世の中のモノづくり企業の課題も解決できます様、より一層精進して参ります。

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年末年始休業のお知らせ2022.11.30

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、以下の期間を年末年始休業期間とさせていただきます。

【年末年始休業期間】
2022年12月29日(木) 〜 2023年1月4日(水)
※休業期間中にお問い合わせいただきました件に関しては、2023年1月5日(木)より順次ご対応させていただきます。

ご不便をおかけいたしますが、ご了承の程よろしくお願いいたします。

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サポイン研究開発取り組みについて Vol.32022.11.24

今年度の研究開発のテーマは?

現在、延べ3年間のサポイン事業の3年目で、2年目までにドライ切削(切削液(クーラント)なし)での実験で、熟練者が工具摩耗による交換と判断する地点より先の、切削が可能な工具摩耗限界ギリギリまでの地点を捉えることが出来ていたので、次のステップとして切削液を放出した状態で各種信号の相関関係を明確化できるか、また、検出精度、リアルタイム性などを念頭に現場導入AIを総合評価し、決定して、工具刃先の摩耗状況の正常/異常の評価法を確立、そして、工作機自動運転化のテーマにおける機内自動計測システムの開発では、①自動計測プログラム、②計測評価プログラム、③AI判定信号受信プログラム、④工作機自動制御システムを開発することがテーマとなっています。

研究開発は実際どのように進んでいる?

切削液を放出した状態で信号の相関関係を明確化できるよう、ハイパスフィルターやローパスフィルターなど試行錯誤でトライし、切削液放出時のノイズ(クーラントノイズ)を打ち消せるよう調整出来ました。

また、量産自動化を想定し、AEセンサーをセンシングホルダーから機械のミル主軸に移設し、信号を捉えられる様に周波数分析し、無事信号検知、AIシステムにて現場実装テストが出来るまでに至りました。

機内自動計測システムの開発では、チャックを基準に高精度測定法を確立すべく、タッチプローブでの高精度測定を繰り返し実施。その再現性の測定、分析をしました。

工作機自動制御システム開発では、AE信号をAIが監視し、異常と判定したら機械のNC制御PCにそれを指示。加工を止め、測定の実施、工具交換し補正を入れ、再加工に行くという一連のサイクルを回せるようになりました。

研究開発の今後の流れは?

3年間の研究開発で辿り着きたかった工具寿命のAI判断、工作機の自動運転化がカタチとなり、サイクルを回せるようになりましたので、今後さらにAI判断精度を磨いたり、自動運転におけるエラーが生じないよう、システムの完成度を鍛える段階に入ります。

11月21日には産業技術総合研究所の方々がご視察にいらっしゃいました。

各方面から本研究開発に大きな注目を頂いております。

事業化に向け、ラストスパートになるので気合を入れて取り組んで参ります。

今後も適宜、本研究開発について情報発信していければと考えています。

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夏季休業のお知らせ2022.07.25

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、以下の期間を休業とさせていただきます。

<夏季休業期間>

2022年8月11日(木) 〜 2022年8月15日(月)

※休業期間中にお問い合わせいただきました件に関しては、2022年8月16日(火)より順次ご対応させていただきます。

ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

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自社製品「おちょこ」企画Vol.22022.07.04

検討の進捗状況(Vol.1からその後)

どの様な形状にするかについて、プロトタイプの図面が出来ました。

おちょこの原料となる金属は、航空機エンジンに使用する材料を適用することで、当社の技術力の高さを目で見て、手に取って、感じていただけるようにしたいと考えています。

どのようなお客様を想定して作るか、についてはお取引先のお客様から一般のお客様まで、広くB to B、B to Cに対応したマーケティングを想定することとしました。

見込み生産・受注生産・販売等をどのように行うかについては、現段階ではご希望のお客様にはホームページを通じてお問合せをいただく形での受注生産を検討しております。

今後の流れ

小さなおちょこを一つ作ることに試行錯誤を繰り返しながら、1歩ずつ前に進めております。

自分たちで考え、作り、販売するという、新たな挑戦です。

試作・販売等をどのように行うかなど、決めなければいけないことを、さらに詰めていき、完成に向け前進させていきたいと考えています。

航空宇宙産業の受託加工で鍛え上げた技術を、自社製品の分野でも生かして、良い製品を生み出したいと思います。

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技術かけこみ寺、はじめました。2022.06.17

調達や購入にお困りの部品や製品、ありませんか?

◇製作したいが技術的に可能かわからず悩んでいる製品

◇加工できる先が無くて困っている部品

などなど。

そういったお悩みやお困りごとの相談にのる、その名も“技術かけこみ寺”をはじめます!

当ウェブサイトお問合せフォームのお問合せ内容欄に「#技術かけこみ寺」とご記入の上、ご相談内容をお送りください。

Zoomを活用しての“オンラインかけこみ寺”も毎週水曜日(事前予約制)に実施致します。

当該実施日の前の週の金曜日AMまでに当ウェブサイトのお問合せフォームから、「オンラインかけこみ寺予約希望」のメッセージをお送りください。

みなさまからのお問合せを、心よりお待ちしております!

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自社製品「おちょこ」企画Vol.12022.04.15

きっかけ

当社は、航空宇宙産業の受託加工や三次元受託測定をメインにお仕事をさせていただいておりますが、自社で設計、製作した自社製品があったらいいなと、かねてから思っておりました。

日頃生産する部品は装置に組み込まれて、外からは見えなくなってしまうケースもあり、“見た目”で楽しめるような、日常生活で使えるような、そんな自社製品が作りたいと漠然と思っていました。

やってみよう!と思うに至った経緯

そんな中、研究開発で協業しておりますアドバイザーの方から、「航空宇宙で使用する金属を使ったおちょこがあったら良いんじゃないか。」「自分だったら欲しい!」という意見がありました。

自社製品として設計して作ってみたらどうかとの提案があり、「それはおもしろい!」と賛同し、検討を開始することとしました。

今後の流れ

どの様な形状にするか、どのようなお客様を想定して作るか、見込み生産・受注生産・販売等をどのように行うかなど、決めなければいけないことが山積みなので、ひとつひとつ検討し、一歩ずつ前進させていきたいと考えています。

航空宇宙産業の受託加工で鍛え上げた技術を、自社製品の分野でも活かし、良い製品を生み出したいと思います。

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ゴールデンウィーク休業のお知らせ2022.04.14

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、以下の期間を休業とさせていただきます。

<ゴールデンウィーク休暇期間>

2022年4月29日(金) 〜 2022年5月8日(日)

※休業期間中にお問い合わせいただきました件に関しては、2022年5月9日(月)より順次ご対応させていただきます。

ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

敬具

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得意技術「工作機械部品加工」について2022.02.14

工作機械部品加工

当社では工作機械部品加工を得意としており、横型NC旋盤としては手のひらサイズ(φ100程度)から、φ1000クラスまで、様々なサイズの旋削・マシニング複合加工に対応しております。

工作機械部品と言うと範囲が広いですが、主にマシニングセンターの主軸のモータースリーブや5軸マシニングセンタの主軸のアルミ鋳物など、丸物、筒物、複雑形状モノで実績があり、材質は鉄系、アルミ、Duralcanなど様々対応しております。

主軸のモータースリーブでは、機能上0.02mm以下の大変厳しい真円度、円筒度を要求されますが、当社は特殊技術、ネジ雇(やとい)を活用して、この精度を旋削工程のみでクリアしています。

製作数量としては、1個だけの試作や単品も大歓迎です。また、数十から数百個の量産にも対応しております。

現在、LH55やLB35Ⅲ、五面加工機などで空きを有しており、短納期対応も可能です。

この機会にぜひ一度、当社の工作機械部品加工をお試しになってみませんか!

まずは御見積をスピーディーにご対応させて頂きますので、ファイル添付可能な本WEBサイトのお問合せフォームからどうぞ!

みなさまからのお問合せをお待ちいたしております!

お問い合わせはこちら

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得意技術「ロードセル部品加工」について2022.02.07

様々なサイズ、材質に対応。

ロードセル部品加工

当社ではロードセル部品加工を得意としており、横型NC旋盤としては手のひらサイズ(φ100程度)から、φ1000クラスまで、様々なサイズの旋削・マシニング複合加工に対応しております。

ロードセルとは、力(質量、トルク)を検出するセンサーで、力を加えると、それを電気信号に変換します。

荷重(力)を電気信号に変換する荷重変換器とも呼ばれます。

このロードセルのダイヤフラム型(リング形状)のボディ加工が得意です。

SCMやSNCMなど、様々な材質に対応しております。

旋削工程のみで平坦度0.01mm以下を達成する技術

ロードセルの測定精度を司る、ひずみゲージ貼り付け面は、大変厳しい平たん度と表面性状の引き目の細かさが求められますが、旋削工程のみで平坦度0.01mm以下を達成する技術を当社は有しております。

製作数量としては、1個だけの試作や単品も大歓迎です。

また、数十から数百個の量産にも対応しております。

現在、LH55やLB35Ⅲ、五面加工機などで空きを有しており、短納期対応も可能です。

この機会にぜひ一度、当社のロードセル部品加工をお試しになってみませんか?

御見積をスピーディーに対応させていただきます。

ファイル添付可能なお問合せフォームから、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

みなさまからのお問合せをお待ちいたしております!

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お問い合わせ TEL 029-265-8227 FAX 029-265-7757  9:00〜17:00(土日祝は除く)

株式会社川崎製作所

〒312-0005 茨城県ひたちなか市新光町552-71

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