お客様の声は、品質向上への鍵。
私たち川崎製作所のサービスをご利用いただいたお客様の声をご紹介します。
こちらではご紹介できない事例も多数ございますので、どうぞお気軽にお問い合せくださいませ。
Voice01株式会社ヨックモック クレア 日光工場様
ヨックモック基準を満たすには、
Interview対談
右から
株式会社ヨックモック クレア/生産技術部 生産技術課課長 堤 直人 様株式会社ヨックモック クレア/日光工場 設備課課長 大塚 輝幸 様株式会社川崎製作所代表取締役 川崎 達郎
- どのような部品を川崎製作所に発注しているのでしょうか?
- ヨックモックの看板商品であるシガールの型取りをしているカッターローラー(製菓の金型)をお願いしています。[堤様]
- 川崎製作所に発注されたキッカケを教えていただけますか?
- おかげ様で、弊社製品はお客様から高品質という評価を頂いております。
カッターローラーはその品質を左右する重要な要素になります。
弊社として品質に対してお客様からさらに高い評価を得るために、カッターローラーの精度向上について模索しておりましたところ、川崎製作所さんが高い技術をお持ちだという評判を耳にし、紹介していただきました。[大塚様] - 他社さんからの紹介があったのですね。
- はい。
その後、実際に川崎製作所さんの工場を見学させていただき、技術の高さと品質へのこだわりに感心させられました。
また、カッターローラーの試作品を製作いただき、弊社が求める品質に合致したものであると納得しました。[大塚様] - 実際にどの程度の精度か、要求基準を教えてください。
- 要求基準は限りなく誤差ゼロと考えていますが、±0.1㎜までを許容しているのが現状です。
そんな中、川崎製作所さんには±0.05㎜の精度のものを納品いただいており、いつも大変感謝しております。[堤様] - 川崎製作所に発注しよう!と決定された要因を教えてください。
- 「工程設計」「治具の開発・選定」「プログラミング」など、1台目を作るためには多くの工程が想像でき、大変な労力と時間がかかると思います。
特にカッターローラーは軟らかい素材であり加工の難易度が高く、弊社が求める品質に追従できるメーカーがなかなか現れませんでした。
そんな中、川崎製作所さんはこちらの要望に沿って前向きにご検討頂き、実際に試作品を製作し品質の高さを証明してくださったことが決め手です。[大塚様] - カッターローラーを作るには、高度な技術、ノウハウが必要とのことですね。
- 川崎製作所では、航空機のエンジン部品も製造していますが、同部品並みに加工が難しかったです。
複雑な3D形状物を加工する「同時5軸加工」技術がないと、実現できない代物でした。[川崎製作所 川崎] - その試作品を快く引き受けるのは勇気のいる判断ですね。
- 難素材ゆえに極めて難しい加工ですから、川崎製作所としてもチャレンジでした。[川崎製作所 川崎]
- カッターローラーはどのような素材を使っているのですか?
- 材質は、社外秘ですが・・・。
ISO22000(食品安全マネジメントシステムに関する国際規格)に準拠する材料です。[川崎製作所 川崎] - その材質で仕様通りの基準を満たすのは困難なのですか?
- はい、精度を保つのは困難です。
しかし、川崎製作所では「原子力発電所」の炉心内にある燃料棒を入れる部品を製作した経験があり、その技術を転用できるのでは?と感じたので、要求仕様にお応えできるとは感じていました。[川崎製作所 川崎] - 仕様要求に応え、高い精度が担保できるから、取引が始まったのですね。
- はい、その通りです。[大塚様]
- 今後、川崎製作所に期待することはありますか?
- 弊社では、トータルコストの見直しを随時行なっております。
カッターローラーにおきましても、材質の強度と加工精度、コストのバランスを追求するのは大変だと思います。
それでもさらに品質・コストを追求していきたいと考えています。[堤様] - 承知しました。
最近注目されている難加工材料も手掛けていますので、引き続きヨックモック様にとっての最良のご提案をしたいと思います。
引き続き宜しくお願い致します。[川崎製作所 川崎]