
当社では2026年9月から、品質改善を目的とした活動であります「QCプロセスモニタリング」の運用を開始しました。
この活動の概要について説明しますと、まず製造現場や検査の現場において、実際に加工や検査の作業に従事する社員の方に今から自分がする作業の内容について説明してもらいます。
例えば機械加工の場合、使用する図書は何なのか、作業指示書、図面、作業指導書、チェックシート。
また、それらの図書のどの部分を確認して間違いが無い事をチェックするのか。
作業指示書、図番、製品名、材料識別番号、工程番号、プログラム番号など。
そして、プログラムのREV.確認はどの様に行うのか、材料はどこからどの様に選別し、作業指示書や受入検査記録との照合はどの様にして行うのか。
その後、材料はどの様に機械に載せるのか。
段取はどうするのか。
ツールはどう準備するのか。
工具長はどう取るのか。
補正はどうするのか。
原点はどう取るのか。
確認行為は?
また、加工後の測定は、どの測定器を使用するのかなど、ありとあらゆる事について説明をします。
そして、これ以上詳しく、細かく説明する事はないという所まで話したら、作業者の方の説明のターンは終了します。

次にこの活動に参加している別グループのリーダーや担当者から、質問や指摘が為されます。
「あの項目の確認は行っている?」や「確認の流れや順番はこの通りで合っている?」や「作業の確認行為に抜けや漏れ、不完全さが無いか」や「作業における不安な部分」や「図面で分かりにくい部分、ミスが起きやすくて自分なりに工夫している部分」など様々な質問や指摘、作業者の方の説明で深掘りが為されなかったと思われる点にきめ細かい聞き取りをします。
その1つ1つに対して作業者の方が丁寧に答え、説明をしていきます。
また、過去の不適合事例の水平展開から、こういった確認行為をするべきという指摘も出し、過去の不適合事例の水平展開の浸透度の確認や、風化していないことの確認もします。

最後に全体の総括。
責任者からの纏めのコメントや、作業者の方の作業の理解度や説明能力に対する評価の言葉、今後に向けた締めの言葉があり、終了となります。
この活動は、参加する全員が前のめりで作業者の説明に耳を傾け、「なにか本人の気付きになるような指摘がしてあげられれば」や「なにか本人の不適合予防に寄与するような提言が出来れば」や「会社として組織として品質レベルを上げていきたい」や「会社として組織として加工者の方の成長を促したり、自分自身も成長するための気付きを得たい」という熱量に溢れるものです。
参加者の目線や想いのベクトルが『品質改善』という同じ方向に向いており非常に意義深い活動になります。
毎月1回の活動において、作業者の対象もローテーションしながら進めて行きます。
こういった活動を通して、社員の成長、品質レベルの向上に繋げ、更なる顧客満足度の向上を図って参ります。
